脳神経外科の病気は脳卒中や頭部外傷など緊急性の高いことが多く、診断および治療が迅速に行われるように努力しております。平成19年には日本脳卒中学会の認定施設となり、多くの脳卒中患者を受け入れております。神経が障害されると、意識障害や手足が動かないなど様々な症状がおこってまいります。的確に診断するとともに医師、看護師などが協力して速やかに治療を進めていきます。治療は手術だけでなく点滴などが主体となる場合もあります。また早期にリハビリテーションなどを行い症状が回復できるよう努力しております。その他、予防的見地から脳ドックも行なっております。
医師、看護師、検査技師などが連携を密にして診療を行うこと、即ちチーム医療の実践こそが患者さんの治療成績の向上に繋がるとの認識の下に日々診療を行っております。また地域医療に貢献できるように急を要する患者さんなどが安心して治療が受けられるよう努力します。
脳内の血管が切れる脳出血、つまってしまう脳梗塞、脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血などの治療を行います。また未破裂脳動脈瘤などの治療も行います。脳動脈瘤については開頭手術による動脈瘤茎部のクリップを行いますが、血管内治療については慈恵医大血管内治療部と連携し治療します。また脳出血に対しては開頭による血腫除去だけでなく侵襲の少ない定位的血腫吸引術も行います。また脳梗塞に対してTPAという新薬がありますが当院では時間外を除いては治療可能となっております。
代表的脳腫瘍には髄膜種、下垂体腫瘍、神経鞘腫、神経膠腫、転移性脳腫瘍などがあげられます。開頭手術では血管が豊富な腫瘍では血管内治療により栄養血管の塞栓術を行い、続いて摘出術を行う場合もあります。下垂体腫瘍に対しては経鼻的に摘出手術を行います。
頭部を打撲し頭蓋内に出血が生じた場合や脳に傷ができたときなどの治療をおこないます。最近は高齢化に伴って軽微な外傷後に慢性硬膜下血腫とういう病気が多く、局所麻酔による血腫の吸引を行います。
水頭症などの治療をおこないます。認知症などで始まる高齢者における正常圧水頭症でも余分な脳脊髄液を腹腔にながす治療を行います。
椎間板ヘルニアや脊髄にできた腫瘍の治療を行います。
顔面の痛みや痙攣の治療をおこないます。四肢の強い痛みなどに対して脊髄電気刺激療法を行います。顔面痙攣などの不随意運動に対してボトックスの注射も行なっています。
脳や脊髄などが病気になると重い症状がみられることが稀でありません。治療にあたっては病気を治すことはもとより、病気に伴って起こってくる心の問題など包括的に治療できるように努力いたします。また検査、治療を行う場合には十分にその内容を説明し、スタッフが一丸となって診療を行います。
| 総手術件数 | 脳腫瘍 | 脳動脈瘤 | 脳出血 | 頭部外傷 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2007年 | 75 | 8 | 9 | 5 | 28 |
| 2006年 | 62 | 4 | 3 | 2 | 29 |
| 2005年 | 84 | 9 | 10 | 5 | 33 |
| 2004年 | 80 | 15 | 10 | 0 | 28 |
| 2003年 | 71 | 14 | 4 | 6 | 20 |
![]() |
役職 | 部長 |
|---|---|---|
| 氏名 | 安江 正治(やすえ まさはる) | |
| 出身大学 | 東京慈恵会医科大学 (脳神経外科助教授) |
|
| 専門分野 | 脳腫瘍の治療、脳血管障害一般、脊椎脊髄疾患、小児脳神経外科 | |
| 学会認定医、専門医等 | 脳神経外科専門医、身障指定医、日本脳卒中学会専門医 | |
| 勤務した医療機関 | 東京慈恵会医科大学付属病院、東京都立神経病院、ノースウェスターン大学小児記念病院 | |
![]() |
役職 | 医療社会事業部長(兼)脳神経外科医師 |
|---|---|---|
| 氏名 | 松本 賢芳(まつもと まさよし) | |
| 出身大学 | 東京慈恵会医科大学 | |
| 専門分野 | 脳血管障害一般、頭部外傷(特に脳循環)、不随意運動 | |
| 学会認定医、専門医等 | 脳神経外科専門医、身障指定医 | |
| 勤務した医療機関 | 東京慈恵会医科大学付属病院 | |
| 役職 | |
|---|---|
| 氏名 | |
| 出身大学 | |
| 専門分野 | |
| 学会認定医、専門医等 |