くすりを水なしで飲んではいけません。
水は飲みやすくするためにも必要ですが、くすりが溶けることで体内に吸収されるため、水がなければ溶けにくく効果が現れるのが遅くなったりします。また、水なしで飲むとくすりが食道に引っかかり、食道潰瘍をおこすことがあります。粉薬は細かい粒子なので気管から肺に入って、肺に炎症を起こす可能性があります。
医師の指示で水分の制限をされている方以外はコップ1杯程度が目安です。現在は、子供や飲み込む力が弱くなった高齢者を考慮した、水なしで飲める錠剤(口腔内崩壊錠)も発売されています。服用時は説明書をよくお読みください。水なしで飲める錠剤を水で飲むことで、くすりの効き目に違いはありません。
くすりの飲み方は必ずくすりの袋(薬袋)に書いてありますので、よく確認して飲んでください。簡単にくすりの飲み方についてご説明します。
くすりは病気の状態によって「いつ飲んだら効果がでやすいのか」「飲み忘れがないのか」
「悪い作用がでにくいのか」をいろいろ考えて決められています。ほとんどは飲み忘れの少ない「食後」になっています。食事の後どれぐらい経ってから飲めばよいのでしょうか?とよく質問されますが、目安として30分くらいの間です。
くすりを数種類飲んだ場合、お互いのくすりの効果に影響を及ぼすことがあります。これが相互作用です。飲み合わせによっては、作用が強く出たり、効果が現われにくかったり、思わぬ副作用が起きたりすることがあります。ワーファリン(血栓ができるのを抑える薬)と納豆でワーファリンの作用を減弱するように、相互作用は食べ物でもおこります。くすりの説明書などを良くお読みください。
「おくすり手帳」はあなたのくすりの歴史です。処方せんと一緒に保険薬局へ持参されることをおすすめします。複数の病院や診療科におかかりの場合でも、医師に手帳を見せることで、あなたが今のんでいるくすりを医師が把握することができます。医師があらたに処方する時、同じ作用の薬が二重にでたり、のみ合せの悪いくすり同士の処方を避けたりすることができます。大切な情報ですので、「おくすり手帳」は1冊にまとめてくすりの履歴がもれないようにご利用ください。
OTC薬は Over The Counterの略で一般用医薬品と呼ばれています。薬局・薬店で販売しているくすりのことで、自己の判断で購入することができます。病院で処方されるくすりは医療用医薬品と呼び、医師が診察をし、処方せんにもとづいて薬剤師が調剤するくすりです。医療用医薬品は通常、薬局等で購入することはできません。しかし、最近胃・十二指潰瘍治療薬や水虫のくすりで、薬局で購入できるようになったものがあります。これをスイッチOTC薬といいます。
もし、購入される場合は、店頭の薬剤師にご相談ください。飲み方や副作用などの説明を受けた上で服用してください。症状が改善しない場合や、悪化した場合はすみやかに受診されることをおすすめします。
特定保健食品とは厚生労働省から健康表示を許された食品です。省略してよく「トクホ」と呼んでいます。通常、食品は医薬品などのように「効能・効果」を表示して販売することはできません。特定保健食品に関してはからだの生理学的機能に影響を与える保健機能成分を含む食品で「からだの調子を整える」などのはたらき(効果)や安全性が試験で化学的に証明されています。ただし、これは医薬品ではないため、病気の治療の代用はできません。
【特定保健食品表示例】
