患者様に安全な医療を提供できるように、日々、薬剤師として資質の向上に努めています。薬剤管理指導業務において、診療科単位の担当制を導入し、専門性を意識した薬剤師の育成を考えております。例えば、「糖尿病」「褥創」「NST」「緩和ケア」「肝臓」等の専門的知識を深め、患者様の疑問・不安の解消に役立てるような存在になれればと思っています。また、調剤業務、製剤業務等の様々な薬剤業務を全て病棟業務と兼任で行うことにより、業務に偏りのない視野の広い薬剤師を目指しています。
当院は薬剤師11名、事務員1名(平成19年4月現在)で医薬品に関する業務を行っています。薬剤師は資質の向上に努めて、さまざまな資格・認定に取り組んでいます。
| 資格・認定内容 | 取得人数 |
|---|---|
| 日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師 | 7名 |
| 日本病院薬剤師研修センター認定薬剤師 | 2名 |
| 日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師 | 2名 |
| 日本病院薬剤師会実務実習指導薬剤師 | 5名 |
| 日本医療薬学指導薬剤師 | 1名 |
| 日本糖尿病療養指導士 | 3名 |
| 介護支援専門員 | 1名 |
| 認定健康心理士 | 1名 |
| 日本赤十字社救急法指導員 | 1名 |
| 日本赤十字社幼児安全法指導員 | 1名 |
当院では外来の患者様の約9割は「院外処方せん」になっています。では当院の薬剤師の仕事はどのように変化していったのでしょうか? 各業務に分けて説明させていただきます。

調剤は薬剤師にとって基本となる重要な業務です。医師が発行した処方せんに従い、記載された情報が適切であるかを確認し、正確に調製して患者様のお手元にお渡しします。処方せんを受け付けると薬の内容、投与量、のみ方、のみ合わせなどを確認し、疑問があれば、必ず医師に問い合わせ(疑義照会)をします。また、患者様が服用されるときにわかりやすいように薬の袋に表示したり、薬をのむ時の注意事項や副作用等の説明書を添付したりします。外来処方(院内)には「薬の説明書」が付いていますので、必ずご確認ください。


内服薬同様、注射の投与に関しても、処方せんに基づき患者様ごとに調剤しています。薬剤師が調剤することにより、投与量、投与方法、投与期間、配合変化等を確認できより安全な薬物治療を行うことができます。必要に応じて、高カロリー輸液の混合調製や一部抗がん剤の調整を行っています。

一般的には「服薬指導」と言われている業務です。入院時に患者様のベッドサイドで薬剤師が、薬ののみ方や効き方などの説明、副作用のチェックを行います。また、患者様が入院中、薬に関して疑問に思っていること、不安なことなど少しでも解決できるように、患者様一人一人に合った情報提供を心がけています。
薬は効き目の裏側にあまり出て欲しくない悪い作用が起きることもあります。いわゆる副作用を患者様の状態や検査データなどで早い段階に察知し、できる限り未然に防止することが薬剤管理指導の大きな意義だと考えています。医師、薬剤師、看護師等の連携を深め、患者様中心の薬物治療を行っています。過去、数件実施しましたが、在宅の患者様への服薬指導もこれから期待できる業務です。
医薬品情報業務とは、製薬企業からの資料や厚生労働省からの通達など様々な医薬品の情報を集積し、医療従事者(医師、看護師、医療技術者等)に必要な情報を選択し提供することです。病院全体が医薬品に関する大切な情報を共有することは、薬物治療を有効かつ安全に行う上で重要なことです。その他、院内の副作用報告やプレアボイド(副作用を回避あるいは軽減した事例)を収集し医療安全の推進を図っています。



院内で採用されている医薬品の購入、保管、供給に係る業務です。医薬品が安全に管理されるよう、病棟、外来等のチェックを定期的に行い、適正在庫の見直しや有効期限の確認などの品質管理も行っています。
その他、製剤業務、麻薬管理業務、治験業務など薬剤部の業務は多岐にわたります。
「くすりのことがわからない」「くすりのことで相談したい」など、
お困りのことがございましたら、お気軽に薬剤師にご相談ください。
